急性化膿乳腺炎

急性化膿乳腺炎は、授乳を開始して早い時期に傷ついた乳首から細菌に感染するものです。細菌は黄色ぶどう状球菌や連鎖球菌ですが、まれに毒性の強い大腸菌や耐性菌などの場合もありますので注意が必要です。 この乳腺炎は感染症であることを自覚しましょう。従って授乳は中止します。
産後2、3週間の授乳婦は出産から昼夜通しての育児で疲労が激しく抵抗力が衰えるために感染しやすくなるものと思われます。

症状としては、乳房に痛みのあるしこりができ赤く腫れます。脇の下のリンパ節も腫れる場合が多いです。一般的な感染症と同じく、悪寒や震えがあり高熱が出ます。悪化すると母乳に膿や血がまじります。乳汁を採取して原因菌を特定します。

治療は抗生物質と乳汁分泌抑制の投与ですが腫瘍が出来ている場合には、切開手術をすることもあります。一般的には授乳前に乳首を消毒しますが、もし、乳首に傷が出来たと感じたら授乳後も乳首を消毒するように心がけましょう。また、手指の消毒を念入りに行い汚れた手で乳首を触らないように気をつけましょう。

産後の疲労が細菌に感染しやすい原因になります。できるだけ、睡眠時間を確保し、また栄養のある食事を心がけましょう。よく、乳腺炎予防のために食事制限をすることがありますが栄養バランスが整っていることが最も重要なことです。