乳腺炎にかかったら?

乳腺炎は授乳婦の四人に一人がかかるごく一般的な病気です。しかし、患者本人は非常に辛い思いをします。また授乳を中止しなければならない場合も多く赤ちゃんも辛い思いをします。できるだけ早く治療して重症化させないことが大切です。

乳腺炎にかかる原因は三つあります。一つは、授乳をはじめて2、3週間ぐらいの人がかかりやすい乳腺炎で細菌感染が原因で起こるものです。急に発症して悪化するので急性化膿乳腺炎といいます。もう一つは、乳汁が乳腺に停滞して乳腺が炎症をおこすもので、停滞性乳腺炎といいます。

化膿乳腺炎が一旦治ったものの乳房内に細菌が生き残り、乳腺炎を繰り返し、そのうちに乳管に孔があいてしまうものを慢性乳腺炎といいます。慢性乳腺炎を発症している時には切開手術の必要があります。

慢性乳腺炎は乳管や乳頭の形成不全が要因になっていることが多く陥没乳頭と合併することが多く見られます。乳腺炎ではないかと感じたら、産婦人科を受診して医師の診断を受けましょう。

乳腺炎の検査はまず触診で乳房のしこりの状態を調べます。エコー検査では、乳管に膿がたまっていないか、乳管の拡張がないかを調べます。血液検査では白血球が増加しているかどうかを調べます。炎症がおきていれば白血球が増加しています。またはCPR値の上昇などがあれば乳腺炎と診断されます。同時に乳がんからくるものではないかを確認するためにマンモグラフイー検査をします。乳腺炎の診断を受けたらできるだけ早く治療を開始します。